2度上京した私が、東京で新生活を始める学生へ伝えたいこと。

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こんにちは!篤影です。

 

最近はめっきり春らしくなってきましたね。

ここちよい気温の中で散歩しながら、

街路樹や道ばたの草花の芽吹きから

日々エネルギーをもらっています。

 

さて、春といえば出会いと別れの季節、

そして新たな場所で生活を始める方が

きっと多くいらっしゃることと思います。

 

私が故郷を離れてはじめた新生活は、

十数年前の浪人生のころ。

たくさん不安を抱えていたことを思い出します。

 

思い返せば、私はなんだかんだで通算約8年間、

東京生活を送ることになりました。

 

この記事では、そんな私の経験を踏まえて、

これから東京で新生活を送る学生さんへ

伝えたいことを3つお話します。

 

頭の片隅にでも入れてもらえると、

これからの生活が楽になるかもしれません。

自分の感覚を大切にする

ひと・もの・情報が、全国そして世界各地から集まるまち、東京。

 

コロナ禍になってから、なかなか出歩けていませんが、

まちへ出るとたくさんの気付きがあります。

 

田舎の故郷で暮らしていたころは、

まちへ出たところで、変化の度合いは少なく、

いくらネットで繋がれる時代になっていたとはいえ、

気付きの実体験は、少ないほうだったと思います。

(大自然の気付きは存分にありましたけどね!)

 

東京はテナントの入れ替わりや大々的な広告、

一級品をそろえるショップ、話題の店、

国内外の芸術品の展示、文化芸術の劇場などなど、

たくさん「変化」がひしめき合います。

(個人的には書店の充実さに驚愕した覚えがあります)

 

歩いていれば、これまで興味がなかったこと、

知らなかったことに対して

「ん?これはなんだ?」「気になる!」

と感じるきっかけが、どこかで必ずあります。

 

地方出身の私は、これがかなり刺激的でした。

 

学生さんの中には、すでに深めたい専門分野が

決まっている方もいるかと思います。

まだ、定まっていない学生さんもいるかと思いますが、

焦らなくても大丈夫。

 

このご時世なので、気を付けながらではありますが、

可能な限り様々な所へ足を運んでみてください。

 

そして、もの・できごと・情報に対するリアルな

「あれ?」

「どうして?」

「気になる?」

という、自然に湧き上がる自分の感覚を大切にしてください。

たくさん触れて、試してみる。

1の項目と重なるところがありますが、

ぜひ、まちへ出てみて、たくさんの物事に触れてみてください。

そして、試してみてください。

 

そう考える理由は2つあります。

1つは、貴重な時間がたくさんあるから

2つは、学生というステータスが、ある意味保険になるからです。

貴重な時間がたくさんある

私が学生の頃(それ以前もだとは思いますが)、

「学生は時間があるから」と、よく言われました。

 

実際、私は学費や生活費を稼ぐため、

アルバイト漬けの日々を過ごしていたので、

そんなことをは感じていませんでしたが、

おそらくこれは少数派でしょう。

 

社会人となった今思うことは、

学生の頃の時間って、可能性を広げる時間だったんだな

ということです。

 

大学は授業やゼミナールのほかに、

サークル活動がありますよね。

 

それに限らずとも、アルバイトでもいいし、

企業へのインターンでもいい。

 

上記のような、あからさまな活動はしなくとも、

興味のあるものにどんどん足を踏み入れていく、

(たとえば、興味のある本を読み漁ったり、

博物館や美術館に入り浸ったりなど)

そのための時間は、やはり沢山あると思うのです。

 

学生の頃から悔やんでいたことですが、

状況が許せば、演劇や伝統芸能系、放送研究会的な

サークルに足を突っ込んでみたかったと思っています。

 

学生さんそれぞれのご家庭のオサイフ事情は

様々なので一概には言えませんが、

可能な限り、自分の興味関心に対して

どんどん突っ込んでいく時間として

学生生活の時間を贅沢に使ってほしいと願います。

学生というステータスが、ある意味保険になる

2つ目についてですが、

「学生」というステータスは、

ある意味”保険”として有効だと考えています。

 

大学では、地域活性化の分野を専門にしていました。

また、地域活性化に関するイベントに参加して、

社会人の方々との繋がりを持たせて頂きました。

 

そこに参加している方のほとんどが社会人でしたので、

私はかなり浮いた存在にはなっていましたが、

だからこそ「学生」の私に対して、

色々教えていただいたり、サポートをいただいたりしました。

 

その様々な結果を経て、他大学の学生とともに、

地域活性化に関する団体を立ち上げたのですが、

その際にも多々支援をいただきました。

 

大学のゼミ活動でもそうでした。

 

私は、東日本大震災の被災地をフィールドに、

震災復興、震災と地域の記憶をどのように後世に伝えるか

をテーマに活動をしていました。

 

そこでも地域の方々からのサポートをいただきました。

忙しい時間を割いてインタビューに対応いただいた方や、

中には料理を差し入れて下さる方、

地域の紹介にと船を出して下さる方など、

サポートがあったからこそ、ゼミ活動ができました。

大変ありがたかったです。

 

 

様々な場所に足を突っ込みましたが、

もし私が学生というステータスでなければ、

受け入れられなかったと感じます。

学生だからこそ、人とひととの壁がぶっ壊される感覚です。

 

長々と書いてしまいましたが、

学生という立場をある意味有効活用し、

様々なことを試してほしいです。

悪い誘惑が多いことも知っておく。

最初に書きましたが、

東京はたくさんのひと・もの・情報が集まっています。

 

これは良い面ではありますが、

一方で気を付けなければならないことも増えてきます。

 

そう、悪質な商売・勧誘です。

もしかしたら、高校の授業(現代社会とか?)で

取り上げられたかもしれませんね。

 

私は過去5回ほど、これまがいの勧誘を受けています。

(多すぎ)

 

マルチ商法の代表格ア〇ウェイの勧誘、

スポーツサークルかとおもいきやの宗教勧誘、

キャンパス内で呼び止められて話を聞いたら怪しい宗教系の勧誘、

すごい経営者いるから紹介するよ&ビジネススキル学ぼうよ

という意識高い系を狙った勧誘・・・

 

どれもこれも、誰かから言われた訳でなく

「ん?怪しくね?」

という自分の疑問や感覚を大切にしたことで、

片足は突っ込んでも、両足を突っ込まずに済みました。

 

彼らは非常に言葉巧みに迫ってきます。

そういう人もいるんだぞということを

頭に入れておいてくださいね。

 

こちらを見て、事前に学んでおきましょう。

悪質商法 警視庁
危険な団体による勧誘について :: 法政大学

さいごに 「無駄なことなど一つもない」

長くなってしまいましたが、

今回はこれから東京で学生生活を送る方へ、

私の経験を通して思うことを話させてもらいました。

 

さいごに1つだけ。

 

いままでの地元での生活に比べて、

格段にフィールドが広がります。

 

様々なことにチャレンジをする中で

つまづくこともあるでしょう。

 

また、「思っていたことと違う」

落胆することもあるかもしれません。

 

私の高校時代の国語の先生から言われていた

「無駄なことなど一つもない」

という言葉が、いまだに頭から離れません。

 

振り返れば私はうまくいかなかったことは多々ありましたが、

いま、この言葉の意味に深く共感しています。

 

予想とは違っていても、それはそれで発見があります。

無駄にはならないはず。

 

そして、たとえつまづいたとしても、失敗ではありません。

次回チャレンジした時にうまくやれるよう、

経験値を増やしただけです。

 

きっと後になってから、

「あの経験が今に繋がっている」

と思えるタイミングが来ます。

 

なので、焦らずにすすみましょう。

 

この記事を、学生さんが果たして見てくれるのか分かりませんが、

ここまで読んでくれた方の東京での新生活や、

学生生活が充実したものになるように祈っています。

あらためて合格おめでとうございます。

 

では、また!