【本メモ】『働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ』~解決したい問題を探せ~

本メモ

こんにちは!篤影です。

今回も備忘録として読書メモをまとめます。

 

一読しただけでは内容が入ってこず、

数回読み直したため、時間がかかってしまいました。

 

これはあくまで私のかいつまみですので、

正確に意味を取りたい方については、

原書に当たってみてくださいね。

<本の概要>

書名:働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ

著者:落合陽一

初版:2020年6月8日

出版社:小学館

定価:820円

<読んだきっかけ>

コロナ禍によってさまざまな社会の変化が起きている今、

筆者はどのように考えているか興味があったことと、

本の帯に惹かれて手に取りました。

<本のテーマ>

コンピュータ化されてゆく世界における人間の働き方。

<こんな人におすすめ>

・自分のキャリアを選択する中高生、大学生世代とその親世代

筆者は、上記の世代にあてて書いていると述べています。

 

上記に加えて私は、

働き方の目標設定について不安を抱える社会人の方、

特に社会人生活を始めた方にも気付きがあるのかなと思います。

<あらすじ>

「IT化」によって世の中が「ブラックボックス」化された社会において、

人間はどのように働くべきかを掘り下げています。

 

コンピュータに使われる側になるか、コンピュータを使う側になるか、

その境目と、使う側でいるために必要なポイントを、

筆者独自の視点で解説します。

<ポイント>

システムになく、人間にあるものは「モチベーション」

AIなどに代表される技術によって、物量をこなす作業は、

人間よりはるかにシステムの方が優れるようになりました。

 

物量をこなす仕事のシステムへの置き換えが進むと、

システムにはできず、人間だけができることの価値が高まります。

 

その違いは「モチベーション」だと、筆者は述べています。

 

これは、人間社会をどうしたいのかや、何を実現したいのかなど

「やりたいからやる」精神に近いもの。

 

その違いを前提に、どのようにやりたいことを探していくのか、

どのように掘り下げればいいのか、が次のポイントです。

「自分が解決したいと思う小さな問題を探せ」

筆者は2つのステップを推奨しています。

 

1つ目のステップが、

「自分が解決したいと思う小さな問題」を探すこと。

 

2つ目のステップが、

見つけた問題について、「5つの問い」に落とし込むことです。

 

「5つの問い」は以下の通りです。

・それによって誰が幸せになるのか

・なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか。

・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか。

・どこに行けばそれができるのか。

・実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいものか。

本文より引用

これは、自分が立てた問いが

どれぐらいのオリジナリティがあるのかを測るためのものです。

 

また、このように価値を言語化することが大切だと述べています。

専門性を磨け

筆者は「専門性をもつスペシャリスト」を推奨しています。

 

どれくらいかというと、

自分で教科書を書けるくらいの専門性」

本文より引用

のレベルです。(高い・・・)

 

ネットですぐ見つかるような情報に専門性はなく、

自分で考えて、理解を深めていくことが大切と述べています。

<まとめ>

当たり前ですが、新型コロナウイルスが出現するなんて

数年前まで思ってもいませんでした。

 

また、感染拡大がこれほど世界を変えてしまうんだと、

あっけにとられる日々が続いています。

 

仕事もその一つで、感染拡大してから沢山の人々に制約が生じています。

 

今、私はテレワーク中心の生活を送っていますが、

その中で、出社する意味や自分の仕事の成果、

今後どうなるか分からない世の中で、何を深めていきたいのかなど、

仕事や働き方に向き合うことが多くなったと感じています。

 

どうしても仕事のHow toに目が行きがちですが、

この本に書いてあるような「そもそも」のところ、

「自分を突き動かすモチベーションが、どこにあるのか」を

探していくことは今後とても大切だと感じました。

 

生活や仕事をする中で、

「これってもっとこうなればいいな」とか

「解せぬ」的な自分の感覚にアンテナを張ることから

始めてみようと思います。

 

では、また!